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SENSIBILITY2022

SENSIBILITY2022 審査員

SENSIBILITY2022 
Photo Contest結果

<受賞作品>

  • ● Gold
    エントリーNo.8-1
    澁谷 舞 『HAIRSTUDIO soiree』
    • モデルさんに似合っているベストラインが見えていてまとまりがいい作品です。
      モデルさんの個性と髪の色味、メイクの似合わせにシンプルにも見えながら作者への味を感じます。トップから出しているレングス違いもいい抜け感です。
    • アンニュイなポーズにヘアーの曖昧な曲線のラインと残した長い髪ラインを越えるデザインですが、残したヘアーの存在が絶妙とは言えない感じとベースのマッシュの根元の束感と立ち上がりを、もう少し工夫すればもっと良い作品になると思いました。
  • ● Silver
    エントリーNo.29-2
    小森田 彩華 『Arrows』
    • ミニマムデザイン。アバンギャルドの中でもプラスのデザインではなく究極に削ぎ落した表現が最高です。毛束に繊細に入れたローライトを活かしヘアーをシェイプし、サイドアングルで身体のラインの美しさは圧巻でした。また、メイク手法も分量もセンス良くアクセントになり素晴らしい作品になっています。
    • 大胆に残した毛量にチャレンジを感じます。広告だとアメリカンな風合いも感じ、今後ますます広がりのあるアーティストになりそうです。日本人の肌にオレンジと黒のコントラストもマッチしています。
  • ● Bronze
    エントリーNo.27-2
    三船 玄太 『Arrows』
    • 青・赤・白の色の組み合わせに色彩センスをすごく感じます!ヘアーの絶妙なディスコネクトやアシンメトリーなどやり過ぎない中でモデルにフィットしていると思います!
    • バランスデザインに優れており、モデルとのフィット感が抜群に感じる作品です。次回も期待します。
  • ● U-29Gold
    エントリーNo.21
    岡本 純恵 『hearty hair presents』
    • 造形的なバランス感覚と世界観の創り方のセンスを感じます!創り出している空気感にも新鮮さを感じます!
    • ピンクヘアーが可愛くそこにウェービィーで写真の撮り方もファッションなフォト感なのでハイブランドのスチール感を感じるところがあります。肌をつぶした質感の撮影、重いリップ、ドットを入れたカメラワークといい個性パンパンにまだまだやれそうですし、次回も楽しみです。首筋につけたピンクも一味ありますね。さすがです。

<総評>

今回のフォトはレベルが高く、良い作品がたくさんありました。素晴らしかったです。

東北エリアの中でもクリエイティブな活動のアップデートが起きています。

参加した人たちの「自分の表現したい声やメッセージ」がすごく聞こえた作品が多く、さらにモデル、ヘアデザインの完成度やアイディア、テクニック、ディレクション力、一枚の絵にする総合力を感じる作品が多くありました。

応募数が少ないにも関わらず、20点ぐらいの作品は数年前のセンシビリティーでは上位の賞に選ばれるようなレベルです。

きっと本人の「志」「環境」「継続」があるのだと思います。

そして苦しんだり、楽しんだり作り手の背景も感じ取れ、きっとこんな素敵な作品ができた時の達成感は自分を誉めたいぐらいでしょう。

年間、数千枚のフォトの審査をしますが、このクオリティーは本当に素晴らしく、これからも頑張って参加してもらいたいと思います。

それがセンシビリティーの価値です。これからの東北エリアの盛り上がりも楽しみです。

きっとこれからの美容界に活きるみんなの「自分がかけるエネルギー」それは「未来の自分」をつくります。